青汁の害
青汁に害はある?
青汁を毎日飲み続けると害がある…。
そんな噂もあるようですが、それはほうれん草のことと混同してしまっているからではないでしょうか。
ほうれん草にはシュウ酸という成分が含まれていて、これが体内に蓄えられたカルシウムと結びついてシュウ酸カルシウムになり、結石や骨粗しょう症の原因になることもあると言われています。
けれども、青汁にシュウ酸は含まれていません。
安心して飲んでください。
飲みすぎは逆効果
とはいえ、青汁はどんなに飲んでも問題がないというわけではありません。
青汁は健康食品ですので薬のような副作用はありませんが、いきなりたくさんの量を摂取することによって、便秘や下痢の症状を起こしてしまう場合もあるのです。
このようなことは体がまだ青汁に慣れていないことによって起こるものですから、まずは少量からスタートして、徐々に量を増やしていくといいでしょう。
でも量を増やすといっても、その量は1日コップ2杯くらいまでに留めておくのがベストです。
いくら青汁が健康にいいとはいえ、そればかり1日に何杯も飲んでいれば栄養が偏ってしまいます。
それに、青汁に含まれる脂溶性ビタミンは過剰摂取することによって、腹痛、頭痛、嘔吐、肝肥大、関節痛などの症状を引き起こしてしまうこともあるのです。
青汁で大切なのは、一度にたくさん飲むということではなく、毎日少しずつ長く飲み続けるということですよ!
青汁で病気が悪化してしまうことも
また、過剰摂取したわけでもないのに、青汁を飲んで体調が悪くなってしまったというケースも中にはあります。
その場合の原因は、腎炎や腎機能が低下してしまっているということがほとんど。
体内でのカリウムの排泄が悪くなっているところに、青汁を飲むことによって血液中のカリウムがさらに増えてしまい、カリウム中毒の症状が出てしまうのです。