青汁とは
青汁ってどんなもの?
青汁…と聞いて、思い浮かぶものはなんですか?
おそらく、多くの人はその味のまずさが思い浮かぶのではないかと思います。
一昔前になりますが、青汁を飲んで「まずい! もう一杯!」というテレビCMは強烈なインパクトがありましたし、バラエティ番組などでは罰ゲームとして青汁がよく使われていましたからね(いまはもう使われてないのかな?)。
そんな「まずさ」ばかりがフィーチャーされがちの青汁ですが、その定義はというと「緑黄野菜をすりつぶしたもの」。
青汁とは「緑黄野菜をすりつぶしたもの」
ですから、この広義でいえば、野菜ジュースなんかも青汁ということになるんですね。
けれども、一般的に「青汁」というとやはり、生の緑黄野菜の葉を絞った緑色のドリンクのこと。
ここでポイントになるのが「生」の野菜を絞っているということです。
どうして生なのかというと、その方が加熱した野菜よりもずーっと栄養価が高いから。
でも、ふだんの食生活で生の野菜をたっぷり食べるのって難しいですよね。
うさぎさんじゃないんだから…。
そこで、生の野菜をもっと手軽に摂取できるようにと生み出されたのが、ババーン! 青汁だったのです。
生の野菜を絞った青汁にはビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素がたっぷり。
しかも、それらの体への吸収率も、加熱した野菜よりずっと高くなっています。
青汁の歴史
青汁にはそれほど長い歴史があるわけではありません。
誕生したのは、いまからまだほんの60年前のこと。
岡山県倉敷市の遠藤医師が、戦時中の食糧難による国民の栄養不足を心配して開発したのがはじまりです。
はじめの頃は九州地方でだけ飲まれていた非常にマイナーな栄養ドリンクでした。
が、テレビのバラエティ番組で罰ゲームとして使用されてからは一気に全国区に。
当初はそのまずさだけで話題になりましたが、いまでは栄養ドリンクのひとつとしてしっかりと定着しています。